ブライダルチェックのご案内

栄えあるご結婚にあたり、ご自身の健康状態を把握しておくことは非常に重要です。
ご自身の健康状態は、将来的な家族計画に大きな影響を与える可能性があり、特に性感染症については、症状が出にくい場合があり、知らずにパートナーに感染させてしまうリスクがあります。また、不妊や胎児への健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。

そこで当院では、ブライダルチェックとして、各種感染症の検査、測定を含むセット検査を行っております。
万が一、検査結果で感染症が見つかった場合も、早期に治療を開始することによりパートナーへの感染リスクを減らし、将来的な健康被害を回避することができますし、問題がなければ、安心して新しい生活をスタートすることができますので、ぜひこの機会に、検査を受けてみてはいかがでしょうか。
もちろん、ご夫婦揃ってでなく、お一人でのご予約でも大丈夫です。

ブライダルチェックのご予約はこちらから

※ 当院のブライダルチェックは東京都の不妊検査等助成事業により夫婦で上限5万円までの助成を受けることが可能です。
※ ご夫婦ともにブライダルチェックを受ける必要があります。夫婦いずれか一方の場合は助成対象外です。
※ 対象者や申請方法に関して、詳しくは福祉局のホームページにてご確認ください。
※ 補助金の申請用紙は検査当日にご持参ください。補助金の申請用紙記入をご希望の場合は、別途文書料3,000円が必要です。)

ブライダルチェック

当院ブライダルチェックがおすすめな理由

  • 内科クリニックなので敷居が低く気軽にサクっと検査可能
  • ブライダルチェックとして必要な項目を網羅的に検査可能
    (男性の場合はフルチェック+風しん抗体検査オプション+精液検査オプション。女性の場合はフルチェック+風しん抗体検査オプションをつけることをオススメします。)
  • 御夫婦揃ってでなく、お一人でも受診可能
  • ブライダルチェックとしてではなく、健康診断の一環として検査することも可能
  • 東京都の不妊検査等助成事業による補助金を受けることが可能(対象者にあてはまる場合)
  • 郵送での結果説明も可能(別途郵送料200円)
  • WEB予約可能
  • クレジットカードやID、交通系マネーのお支払いが可能
  • 結果の見方について解説つきの「専用レポート」にてお渡し

検査項目と料金

男性フルチェック

料金:25,000円(税込)
男性ホルモン検査や、悪影響を及ぼすリスクがある性感染症を調べる検査パッケージです。

検査項目
・男性ホルモン(テストステロン/LH/FSH)
・B型肝炎
・C型肝炎
・梅毒
・HIV(ヒト免疫不全ウイルス)
・淋菌
・クラミジア
・マイコプラズマ、ジュニタリウム
・トリコモナス

男性ライトチェック

料金:22,000円(税込)
悪影響を及ぼすリスクがある性感染症を調べる検査パッケージです。

検査項目
・B型肝炎
・C型肝炎
・梅毒
・HIV
・淋菌
・クラミジア

オプション

精液検査
料金:7700円(税込)
精液検査に関してはコチラをご覧ください。
精液検査をご希望の方は採取キットをお渡しするため検査前日までにご来院頂く必要がございます。
検査日当日にご自宅で精液を採取してご持参ください。

風しん抗体検査
料金:2,000円(税込)
下記対象者の方は大田区の助成により風しん抗体検査が無料になります。

・検査日現在、19歳以上の妊娠を予定又は希望する女性(妊婦は対象外となります)と19歳以上のその同居者(妊婦の同居者も含みます)で、以下のすべての要件に該当する方。 ・検査日現在、大田区に住民登録がある ・過去にこの制度を利用して抗体検査を受けたことがない又は不明 ・過去に風しん、麻しん風しん混合(MR)ワクチン及び麻しんおたふくかぜ風しん混合(MMR)ワクチンの予防接種を受けたことがない又は不明 ・過去に風しんのり患歴がない又は不明 ・昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性ではない。

女性フルチェック

料金:27,000円(税込)
排卵障害がないか等のホルモン検査や、悪影響を及ぼすリスクがある性感染症を調べる検査など、妊娠しやすいかどうかを調べるパッケージです。 女性フルチェックをご希望の方で、ピル服用中の方は、1~2周期休薬したうえで受診いただくようお勧めしています。

検査項目
・基礎ホルモン(E2/FSH/LH/PRL)
・AMH(抗ミュラー管ホルモン)
・甲状腺ホルモン(TSH/fT3/fT4)
・B型肝炎
・C型肝炎
・梅毒
・HIV(ヒト免疫不全ウイルス)
・淋菌
・クラミジア
・マイコプラズマ、ジュニタリウム
・トリコモナス

女性ライトチェック

料金:22,000円(税込)
悪影響を及ぼすリスクがある性感染症を調べる検査パッケージです。

検査項目
・B型肝炎
・C型肝炎
・梅毒
・HIV
・淋菌
・クラミジア

オプション

風しん抗体検査
料金:2,000円(税込)
下記対象者の方は大田区の助成により風しん抗体検査が無料になります。

・検査日現在、19歳以上の妊娠を予定又は希望する女性(妊婦は対象外となります)と19歳以上のその同居者(妊婦の同居者も含みます)で、以下のすべての要件に該当する方。 ・検査日現在、大田区に住民登録がある ・過去にこの制度を利用して抗体検査を受けたことがない又は不明 ・過去に風しん、麻しん風しん混合(MR)ワクチン及び麻しんおたふくかぜ風しん混合(MMR)ワクチンの予防接種を受けたことがない又は不明 ・過去に風しんのり患歴がない又は不明 ・昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性ではない

検査の流れ

検査結果が出るまでには、約1~2週間程度のお時間をいただきます。検査は尿検査および採血なので簡単に受けることができます。(郵送での結果連絡をご希望の場合は、予約時あるいは検査当日にお申し付けください。※別途郵送料200円/件頂戴いたします。)
結果に基づいて必要な治療がある場合は、医師が適切な治療法を提案し、迅速に対応いたします。

検査の所要時間について

妊活検査(ブライダルチェック)の所要時間は約30分です。ただし、予約状況や検査内容によってはそれ以上かかる場合もありますので、時間に余裕をもってご来院ください。

女性の場合
1.問診票の記入
まず、待合室にて問診票をご記入いただきます。これには、現在の健康状態や既往歴に関する質問が含まれます。(WEB問診入力済みの方は不要です。)

2.尿検査
お手洗いにて尿を採取していただきます。尿検査では、感染症の有無を確認します。

3.血液検査
処置室へ移動し、採血を行います。血液検査では、ホルモンのバランスや感染症の有無などを確認します。

4.検査結果のお知らせ
約1~2週間後に、検査結果が出ます。結果はご来院か郵送にてお伝えいたします。必要に応じて、結果に基づいたアドバイスをご提案させていただきます。

男性の場合
1.検体採取キットの受取(※オプションで精液検査ご希望の場合)
検査前日までに精液の採取キットを受け取るため来院

2.検体採取キットの提出(※オプションで精液検査ご希望の場合)
ご自宅で採精。精液を採取キットの中の容器に入れて、人肌程度に温めながら3時間以内にご持参ください。

3.問診票の記入
まず、待合室にて問診票をご記入いただきます。これには、現在の健康状態や既往歴に関する質問が含まれます。(WEB問診入力済みの方は不要です。)

4.尿検査
お手洗いにて尿を採取していただきます。尿検査では、感染症の有無を確認します。

5.血液検査
処置室へ移動し、採血を行います。血液検査では、ホルモンバランスや感染症の有無を確認します。

6.検査結果のお知らせ
約1~2週間後に、検査結果が出ます。結果はご来院か郵送にてお伝えいたします。必要に応じて、結果に基づいたアドバイスをご提案させていただきます。

主なブライダルチェック項目

男性ホルモン(テストステロン/LH/FSH) 【男】
男性ホルモンの検査では、主にテストステロン、黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)を測定し、男性の生殖能力や性機能の状態を判定します。これらのホルモンは、精子の生成や性機能に関わるため、正常なレベルであることが妊娠の成功のためには重要となります。

検査方法:血液検査
治療: ホルモンバランスに異常がある場合、適切な治療やライフスタイルの改善が推奨されます。

淋菌 【男女】
淋菌は、性感染症の一つであり、主に性行為を通じて感染します。淋菌に感染すると、男性では尿道炎、女性では膣炎や子宮頸管炎を引き起こすことがあり、これが原因で不妊症に繋がることも少なくありません。特に、女性が淋菌に感染したまま妊娠すると、早産や流産のリスクが高まるほか、新生児に感染が広がる可能性もあります。

検査方:尿検査
治療:陽性の場合は抗生物質の投与で治療を行います。治療後も、再感染を防ぐためにパートナーの検査と治療も推奨されます。
注意点:淋菌は症状が軽微で見逃されがちなため、定期的な検査を通じて早期発見が重要です。

クラミジア 【男女】
クラミジアもまた性感染症の一種であり、日本において最も一般的な性感染症の一つとされています。クラミジア感染症は、不妊症の主要な原因の一つであり、特に女性では自覚症状が少ないため、気づかないうちに感染が広がることがあります。感染した女性が妊娠すると、子宮頸管炎を引き起こし、早産や流産のリスクが増大します。

検査方法:尿検査
治療:抗生物質による治療が効果的です。治療後は再感染を防ぐため、パートナーと共に治療を受けることが推奨されます。
注意点:クラミジアは不妊症の原因となり得るため、早期発見・早期治療が必要です。

マイコプラズマジュニタリウム 【男女】
マイコプラズマには主に「マイコプラズマジュニタリウム」と「マイコプラズマホミニス」の2種類がありますが、当院では最も一般的であるマイコプラズマジュニタリウムを検査します。感染すると、男性では尿道炎や前立腺炎、女性では膣炎や子宮頸管炎を引き起こすことがあり、放置すると不妊症の原因となることがあります。さらに、感染が妊娠中に及ぶと早産や流産のリスクが高まります。

検査方法:尿検査
治療:抗生物質を用いた治療が行われます。パートナーも同時に検査を受けることが推奨されます。
注意点:マイコプラズマ感染はしばしば症状が現れないため、検査を通じた早期発見が重要です。

トリコモナス 【男女】
トリコモナスは、トリコモナス原虫によって引き起こされる性感染症です。感染すると、男性では尿道炎や性器の痒み、女性では膣からの異常分泌物や外陰部の痒みなどの症状が現れることがあります。症状が軽微であることが多いため、気づかずに放置してしまうことも少なくありません。妊娠中に感染すると、早産のリスクや新生児への感染が懸念されます。
検査方法:尿検査
治療:抗寄生虫薬を用いた治療が行われます。パートナーも同時に治療を受けることが推奨されます。
注意点:感染が確認された場合、早期に治療を開始することが重要です。

梅毒 【男女】
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌が原因で発生する性感染症です。感染から時間が経過することで、1期から4期まで症状が進行します。梅毒は初期には無症状で進行することがあり、治療が遅れると深刻な健康被害をもたらす可能性があります。特に妊娠中に感染すると、胎児に重篤な合併症を引き起こすリスクがあるため、早期発見・早期治療が非常に重要です。

検査方法:血液検査で梅毒トレポネーマの抗体を調べ、感染の有無を確認します。
治療:梅毒は抗生物質(主にペニシリン)で治療が可能です。早期発見と適切な治療により、完治が期待できます。
注意点:梅毒は放置すると重大な健康問題を引き起こすため、定期的な検査が推奨されます。

HIV 【男女】
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、免疫機能を破壊し、エイズ(後天性免疫不全症候群)を引き起こすウイルスです。HIVに感染しても初期段階では症状がほとんど現れないため、自覚がないまま数年が経過することがあります。この間にウイルスは免疫系を徐々に破壊し、最終的には深刻な免疫不全状態に陥ることがあります。

検査方法:血液検査でHIV抗体の有無を調べます。早期発見が極めて重要です。
治療:現在のところ、HIVを完全に治す治療法はありませんが、抗HIV薬によってウイルスの増殖を抑え、免疫系を保護することが可能です。
注意点:母子感染を防ぐためには、妊娠前および妊娠中にHIV検査を行い、必要に応じて治療を開始することが重要です。

B型肝炎 【男女】
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)が肝臓を攻撃するウイルス感染症です。感染すると、倦怠感、黄疸、肝機能障害などの症状が現れ、慢性化すると肝硬変や肝臓がんに進行するリスクがあります。感染経路は性行為、血液感染、母子感染などで、特に母子感染は出産時に発生することが多いです。

検査方法:血液検査でHBV抗原の有無を確認し、感染状況を診断します。
治療:慢性B型肝炎には抗ウイルス薬による治療が行われます。感染が確認された場合、定期的な肝機能のモニタリングが必要です。
注意点:妊娠中にB型肝炎に感染している場合、適切な治療と対策を講じることで、母子感染のリスクを大幅に減らすことが可能です。

C型肝炎 【男女】
C型肝炎も、C型肝炎ウイルス(HCV)が肝臓を攻撃するウイルス感染症であり、B型肝炎と同様に倦怠感、黄疸、肝機能障害などの症状を引き起こします。C型肝炎は慢性化しやすく、放置すると肝硬変や肝臓がんに進行するリスクがあります。感染経路は性行為、血液感染、母子感染などですが、母子感染のリスクは比較的低いとされています。

検査方法:血液検査でHCV抗体の有無を調べます。
治療:近年、C型肝炎の治療は飛躍的に進歩しており、直接作用型抗ウイルス薬(DAA)によって高い確率で治癒が期待できます。
注意点:妊娠中のC型肝炎感染は慎重に管理され、必要に応じて母子感染予防の対策が取られます。

基礎ホルモン(E2/FSH/LH/PRL) 【女】
基礎ホルモン検査では、エストラジオール(E2)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、プロラクチン(PRL)の値を測定し、女性の生殖能力や月経周期、排卵の状態を評価します。これらのホルモンバランスは、妊娠において非常に重要な役割を果たします。

検査方法:血液検査
治療:ホルモンバランスに異常がある場合は、ホルモン療法やライフスタイルの改善が必要です。

AMH(抗ミュラー管ホルモン) 【女】
AMH検査は、卵巣内に残っている卵子の数を推測するための検査で、女性の妊娠可能な期間を予測するのに役立ちます。AMHの値は年齢に関係なく安定しているため、卵巣年齢の評価として利用されます。

検査方法:血液検査
治療:AMH値が低い場合、妊娠を考えるタイミングを早めることが推奨されることがあります。
注意点:AMH値は、卵子の質を示すものではないため、他の検査と併用して総合的に評価することが重要です。

甲状腺ホルモン(TSH/fT3/fT4) 【女】
甲状腺ホルモン検査では、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、遊離トリヨードサイロニン(fT3)、遊離サイロキシン(fT4)の値を測定し、甲状腺機能を評価します。甲状腺ホルモンは、体の代謝を調整し、妊娠の成立や維持に影響を与えるため、適切な機能が必要です。

検査方法:血液検査
治療:甲状腺機能に異常が見られる場合は、投薬による甲状腺ホルモンの補充や他の治療が必要です。
注意点:甲状腺ホルモンの異常は、不妊や流産の原因となることがあるため、妊娠前に検査を行うことが推奨されます。

風疹抗体(オプション) 【男女】
風疹は、風疹ウイルスによる感染症であり、特に妊娠中に感染すると胎児に深刻な影響を及ぼす可能性があります。風疹抗体検査では、風疹に対する免疫があるかどうかを確認し、抗体がない場合は予防接種を推奨します。

検査方法:血液検査で風疹抗体の有無と量を測定し、免疫状態を評価します。
治療:抗体がない場合は、風疹ワクチンの接種を行います。(当院でも接種可能です。)妊娠前に接種することで、妊娠中の風疹感染を予防します。
注意点:同居する家族やパートナーも一緒に風疹抗体検査を受け、感染リスクを減らすことが推奨されます。

精子検査(オプション) 【男】
男性の生殖能力を包括的に評価するために必要な検査項目を詳細に分析いたします。不妊治療や妊活中の健康チェックとして活用いただけます。精子の数や運動能力、形態などを調べることで、生殖能力の評価を行います。

これらの検査を通じて、将来的な妊娠・出産に備えた健康状態を総合的に評価します。早期に異常を発見し、適切な対策を取ることで、安心して家族計画を進めることが可能です。当院では、カウンセリングを通じて、結果に基づいた適切なアドバイスとサポートを提供いたします。
もちろん、ご夫婦揃ってでなく、お一人でのご予約でも大丈夫です。