高血圧とは

高血圧は言葉の通り、血圧が高い状態が続いてしまう病気です。日本高血圧学会のガイドラインによれば、診察室で測定した場合は「収縮期血圧(最高血圧)が140㎜Hg以上、拡張期(最低血圧)が90㎜Hg以上」、糖尿病や腎臓病などがある場合は、家庭血圧で「収縮期125㎜Hg以上、拡張期75㎜Hg以上」とされており、厳格でさらに低値でのコントロールが必要となります。

血圧は自律神経によって調整されており、刻一刻と変化しています。起床時やストレスが強いときは血圧が上がりますし、夜にリラックスしているときなどは低くなります。従って、一度血圧を測って基準値を超えていたとしても、一概に高血圧とは言えません。血圧が高い状態が継続し、血管に過度の負担がかかっていることが問題となるのです。

高血圧になる原因と予防について

高血圧の90%以上は、血圧が高くなる原因をはっきりとは特定できない「本態性高血圧症」です。もっとも、いくつかの要因との連関性が指摘されています。代表的なものとしては、遺伝的要因、塩分過多、肥満、ストレス、喫煙、老化、極度の寒さがあります。

高血圧の予防にあたっては、果物に含まれる糖分やカリウムなど、一定の制限が必要となることもありますので、「何となく体に良さそう」といった曖昧なものではなく、医師の指導のもとで二人三脚の改善を行うことが必要となります。とにかく、高血圧は予防が重要です。

当院と二人三脚で高血圧を予防

ぜひ取り組みたい高血圧予防

  • 塩分の摂取量を減らしましょう
  • 野菜や果物、海藻類、豆類を摂取しましょう
  • コレステロールや飽和脂肪酸は控えるようにしましょう
  • 肥満防止に努めましょう(適正体重を維持します)
  • 適度な運動習慣を身につけましょう
  • お酒の飲み過ぎ注意しましょう
  • 禁煙しましょう(受動喫煙にも気を付けましょう)
  • カルシウム不足に気を付けましょう